車 CVT

自動車のCVTって何?構造は?

CVTって何?


 CVTは無段階変速機(Continuously Variable Transmission)の略で、従来のオートマが4速とか3速の変速をする仕組みで速度に応じてギアを変速していく仕組みなのに対して、CVTはギアの変速が無段階になります。丁度ギアなしの自転車のようにギアを切り替えることなく、そのうえ速度・勾配などの条件から最適なギア比を割り出して指定させる賢いオートマです。今や4速オートマの新車はほとんど見かけなくなり、CVT化が進んでいます。

 

 小型車向けの構造であることから、スバルが昭和末期に軽自動車に導入を始めました。当時はクリープをしない構造であったことから、車庫入れが非常にやりにくく、エンジンブレーキがあまりきかない、など熟成度が不足していました。が、その後徐々に3ナンバーの大きな車にも取り入れられるようになり、1997年に誕生した初代プリウスでは大きく進化したCVTを搭載することとなりました。
>>【公式】スバル CVTのパイオニア、新たなる挑戦

 

 今ではスポーツモードにすれば通常よりも高い回転数を維持したまま加速が可能となり、その真逆のエコモードでは低い回転数を維持して燃費を稼いだりと、様々な運転モードを採用して運転者の好みに合うようなつくりを取り入れています。

 

CVTの構造


 CVTはスチールベルト式が主流となっており、各自動車会社が直に開発する場合が多いです。スチールベルトとは数百枚ものエレメントを組み合わせて作ったベルトであり、プーリーと呼ばれる2つの滑車のようなものをつなぎ合わせて最適な動力を伝える仕組みになっています。プーリーの直径を変化させることで、連続的に変速することができます。

 

 CVTのデメリットとして、耐久性に難があることがあげられます。5万キロを超えたら何かしらの不具合が出てくる可能性があります。ベルトやプーリーの摩耗が原因となる場合が多いです。その前兆として、異音がしたりノッキングしたりパワーが大きく落ちたり、というのがあります。非常に精密な機器であることから、新品に入れ替えるとなると数十万円の修理代が必要となる可能性があり、買い替えざるを得なくなるケースがよくあります。燃費の良さ、小型化できる、などのメリットがあることから導入が進んでいますが、耐久性が追いついていないのは残念なことです。耐久性が自慢の日本車だけに、技術の改善が求められるところです。なお、定期的にATFを交換すれば、故障リスクは減ると言われています。なお、エンジンオイルとは別のものです。

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